動脈硬化症
特徴
動脈硬化の程度による治療方針の決定
一口に高血圧、脂質異常が動脈硬化を引き起こすとはいっても、個人差があるはずです。それを 腹部皮下脂肪、頚動脈内膜、眼底血管などから判定し、その状態に応じて生活、食事、運動、薬などの治療を決めていきます。薬だけでなく以下のような指導法があります。
- 個別指導 糖尿病療養指導士、管理栄養士、看護師等により食事、運動など生活の指導
- 集指導 2ヶ月に1回、栄養教室、料理教室を開催
メタボリック症候群
腹部皮下脂肪、頚動脈内膜、眼底血管などから体調を判定し、その状態に応じて生活、食事、運動、薬などの治療を決めていきます。薬だけでなく以下のような指導法があります。
- 個別指導 糖尿病療養指導士、管理栄養士、看護師等により食事、運動など生活の指導
- 集団指導 2ヶ月に1回、栄養教室、料理教室を開催
肝疾患
肝臓の病気は肝臓の内と外に大きく分けられます。外は胆石、総胆管結石や胆管癌が代表的です。内はその程度から慢性肝炎、肝硬変があり、その原因から、アルコール性やウイルス性に分類されます。
当院では、血液検査と腹部エコー検査から、肝障害の原因、程度を調べ、さらに治療方針を相談し決定しています。
脂質異常症
脂質が高くても、一様に悪いわけではありません。個人差が非常に大きいのがこの脂質の異常です。腹部皮下脂肪、頚動脈内膜、眼底血管などから体調を判定し、その状態に応じて生活、食事、運動、薬などの治療を決めていきます。薬だけでなく以下のような指導法があります。
- 個別指導 糖尿病療養指導士、管理栄養士、看護師等により食事、運動など生活の指導
- 集団指導 2ヶ月に1回、栄養教室、料理教室を開催
高血圧
- 高血圧ガイドラインがあります。これに沿った血圧コントロールをおこなっています。
- 血圧は、医師の前では上がることが多いです。そのため家庭での血圧測定をお勧めしています。
- 特に早朝高血圧といって、朝のみ高いかたは、突然死しやすいので朝一番の血圧測定をおすすめします。
- 治療は食事、運動、薬、が基本です。
- 季節、気温、環境、大きな出来事などで血圧は上下するので、定期的な測定が大切です。
貧血
胃や大腸の癌が潜んでいることがあり安易に造血剤で治療するだけでは心配です。
貧血は赤血球の大きさから3つのグループにわけます。
赤血球の大きさが標準より小さい鉄欠乏性貧血はよく知られていますが、出血が原因のことも多く、胃や大腸、子宮を調べる必要があります。赤血球が大きいのは、ビタミンB12や葉酸の欠乏で、肝硬変、アルコール、胃の手術が考えられます。
当院では、血液検査、腹部エコー、胃内視鏡、便鮮血反応、腫瘍マーカーを行います。
糖尿病
糖尿病の基本は自宅での療養ですから教育に力をいれています。
糖尿病、合併症、運動療法、食事療法、日常生活の注意点を少しずつ説明していきます。
検査には糖負荷試験、抗GAD抗体、空腹時血糖、食後血糖、HbA1c、血中インスリン、HOMA-Rなどがあり、糖尿病のタイプ、程度、インスリン抵抗性などを調べ、薬の必要性や種類を決めます。
合併症に対して尿中アルブミン、振動覚検査、眼底検査、腹部エコーをして腎、神経、眼、膵のチェックをします。
通院方針は糖尿病手帳に検査データ等を書きこみ、日常の改善ポイントをお話ししています。
甲状腺疾患
エコー、血液検査、触診、問診から診断加療をします。癌を考えながら、機能亢進、低下症をみています。
気管支喘息
喘息は、発作が起きたときのみ薬で抑えていませんか。
それは、間違いです。喘息は、慢性の気管支の炎症です。
その炎症を鎮めると発作が起き難くなります。
当院では、気管支喘息ガイドラインに沿った治療をしています。
ピークフローを測定していると、前もって発作を予想でき、発作を起きないような予防する治療ができます。発作のない生活を実現します。
骨祖鬆症
レントゲンにて骨塩定量をし、年齢性別から平均と比べます。また、血液、尿からBAP、DPDなどの骨マーカーを測定し、骨生成と骨吸収の程度を調べ、総合的に骨の状態をみます。これらから一番合う治療法を選択します。